低気圧頭痛に五苓散を試しに飲んでいます
私はうっすらと頭が痛くなることがよくあります(でも熱は出ません…)
やばい…と思ったら、耳栓を突っ込んでます(それでも無理なら、頭痛にバファリンです)
気象病に漢方が効いたという人がいたので「何を飲んでいるのか?」教えてもらいました。
処方してもらおうと耳鼻咽喉科に行ったのですが、そこの先生には「低気圧に効く漢方なんてない」「そんなの意味ないけどな」と言われました。
じゃあ、この本に書いてることは??
こっちから「五苓散が効くって聞いたんですけど…」と言って、やっと「まぁ出してみてもいいけど?」「何日分いるの?」とバカにされた感じで処方してもらいました…
何でも試してみないとわからない!!ということで、五苓散を飲んでいます。
どんな症状があるのか?
天気痛には痛みだけでなく、さまざまな症状があります。
・偏頭痛
・緊張型頭痛
・首や肩の痛み
・めまい
・耳の症状
・気管支ぜんそく
・古傷、神経痛などの慢性痛
・更年期症状
・うつ、不安感など、心の不調
・認知症
※どの症状が出るかは個人差が大きく、人によってさまざまなので「必ずこういう症状がある」とは言い切れません
天気痛の原因は?
「気圧の変化」に対して内耳の気圧センサーが過敏に反応することで起きると考えられます。
内耳が敏感なせいで痛みや不調を感じる
気圧が上がったり下がったりしてとき、その変化に内耳や自律神経が敏感に反応して不調が起こります。
人間の内耳には気圧の変化を感じるセンサーのような部分があり「天気痛」の人はその部分が敏感なため過敏に反応します。
気圧の変化に反応する
低気圧のときに症状が出るイメージがありますが、気圧が上がるときに症状が出る人もいます。
天気が悪くなるときだけでなく、天気がよくなるときに体調が悪化するケースもあります。
治療法・予防法
内耳の血流をよくしたり、 自律神経をふだんから整えることで、不調の予防・症状の改善が期待できます。
・くるくる耳マッサージ
・ツボ刺激
・頭痛体操
・めまい薬
・漢方薬
天気と痛みの関係を知るだけで症状が軽くなる患者さんもいるので、まずは自覚することが大切です。
完治は難しいけれど、気圧の影響を受けにくくして症状の悪化を抑えることで、そもそもの病気や原因の治療が可能になってきます。
漢方薬がよく効くこともある
漢方(東洋医学)の基本は体内の「気」「血」「水」のバランスを整えることです。
血液やリンパ液(血や水)の滞りや自律神経(気)の乱れを正常な状態へと戻す作用のある漢方薬は「天気痛」の改善に役立ちます。
五苓散(ごれいさん)
「水分のめぐりをよくする 」
体内の水分のめぐりをよくする作用があり、余分な水分の排泄を促し、不足しているところに水分を運んでくれます。
体内のむくみ改善に役立ちますし、内耳のリンパ液や血流を正常にするように働きかけます。
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
柴苓湯(さいれいとう)にも同じような作用があります。
抑肝散(よくかんさん)
「自律神経を整える」
感情を鎮める作用のある漢方薬で、高ぶっている神経の興奮を抑え、気持ちを落ち着かせます。
「日頃から興奮しやすく、イライラしやすい」「緊張しやすい」「ストレスが多くて首や肩がこりやすい」といった人に効果的です。
イライラや不安感で眠れないときは、眠るまえに「抑肝散」を飲むと気持ちが落ち着き、熟睡をもたらします。
不眠に悩まされているときにもおすすめできる漢方薬です。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
「冷え症に効く」
冷え症だったり、体力が弱っている人に処方します。
当帰、桂皮、芍薬、甘草、生姜、大棗(たいそう)など、冷え症の改善に役立つ生薬や配合されています。
体内で熱をつくるのを助け、手足など抹消の血管の循環をよくしてくれます。
しもやけができやすい人、首や肩、腰などがこって痛んでいる人、首のこりが原因の頭痛などに処方します。
医療機関で処方してもらうこともできますし、ものによっては薬局やドラッグストアなどでも購入できます。
漢方薬には副作用がないというイメージがありますが、体質や症状によって合う合わないがあります。
また、持病で服薬している薬がある場合は飲み合わせに注意なケースもあります。
できるだけ、漢方薬局や医療機関など、専門家の指導のもとで服用しましょう。
個人的には薬を飲むよりも、できるだけ漢方で早めに対処したいです。
五苓散と葛根湯はお守りです。
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