疲労の蓄積、ダメージの進行は自分で気づきにくい
特定のストレスを感知したとき、人は段階的にブレーキをかけて「ストレス対象から逃げろ」というメッセージを発してきます。
じわじわとダメージを受けているのにすぐには分からない。
「低温やけど」に似ていて、気づきにくく重症化しやすいのです。
感情と理性(それぞれが得意とする分野)
理性
通常はこちらが支配している
長期的視野、社会との関係、客観的確率、今すべき課題などを見つめて「総合的利益」を見通すのが得意。
感情
重要度、思考の方向性を最終的に握っている
短期的視野、相手との関係、近くにいる人の意見、将来と過去を見つめ「1つの利益」に命がけで集中させるのが得意。
それぞれの感情の目的
驚き
状況の変化に対応し、準備を始めなさい
怒り
敵に反撃し、威嚇をしなさい
恐怖
その場から逃げなさい
不安
将来の危険を予測し、行動を起こしなさい
後悔
過去の行動を反省し、今なんらかの対策を講じなさい
悲しみ
傷ついた状態だから、引きこもりなさい
恋愛
性行為をして子孫を残しなさい
無力感
対象のものから距離を置きなさい
あきらめ
次の課題に向かいなさい
喜び
安全、生命の維持情報分かち合いなさい
ねたみ
自分の取り分をなんとしても確保しなさい
ストレスから逃げるためにかかるブレーキ
段階を追ってかかる6つのブレーキ
※下にいくほど「ストレス強度」が高くなります
行動ブレーキ
気配(何となく嫌)
↓
人間関係ブレーキ
嫌悪感、緊張感(行きたくない、会いたくない)
↓
活動歴ブレーキ
意欲の低下、行動の変化(なるべく避けたい)
↓
身体ブレーキ
体の変化(痛み、疲れ、不眠等)
↓
全力ブレーキ
明確な精神的苦痛(怒り、不安、悲しみ)
↓
最終ブレーキ
うつによる心身の変化
「一見、いい人」が一番ヤバイ より
無理して我慢を続けると体を壊す
生きていくには働かないといけないし、人間関係の悩みはどこに行ってもあるだろう。
仕事だから仕方ないと思って我慢していたら、症状が体に出たけど、ストレスが原因だと気づけませんでした。
今では、嫌いな人に対してはガン無視で、出来るだけ視界にも入れないようにしています。
自分の中で消去するという対処法です(笑)