四体液説から自分に合う食べ物を知る(症状・食材)
人にはそれぞれの性質(体液バランス)があるみたいなので、自分のタイプを知っているといいと思います。
4大元素「火・地・空気・水」は占星術でよく聞くのですが、まさかの健康にも繋がっていくなんて奥が深くて面白いですね!!
多血質(温・湿)
元素:空気
体液:血液
性質:快活で好奇心旺盛で、明るく社交的。想像力豊かだが、気分や関心が移ろいやすく、常に行動している。
体型:どちらかというと細身で骨はしっかり、肌はきめ細かい。
影響を受けやすいとき:春、朝、少年期
影響を受けやすい臓器:心臓
星座:水瓶座、双子座、天秤座
このタイプの人は概ね健康なので、基本的にどんな調理法でも大丈夫ですが、特に蒸しもの、茹でものがおすすめ。
肉や乳製品、砂糖を控えめに、バランスのよい食生活を心がけましょう。
出やすい症状:ときに激しい急性症状が出ることがある
おすすめの食材:緑茶、きび、海藻類、ごま
ヒルデガルト推奨ハーブ:ディンケル小麦(温性で滋養に富み、活力を与えてくれる)、フェンネル(発汗を促し、消化をよくする)
胆汁質(温・乾)
元素:火
体液:黄胆汁
性質:リーダータイプで大胆。決断力があり、強くて快活。積極的で意思が強く慕われるが、頑固で短気な一面もある。
体型:骨太でがっしりしていて、安定感がある。
影響を受けやすいとき:夏、昼、青年期
影響を受けやすい臓器:肝臓
星座:牡羊座、獅子座、射手座
水分が不足しやすいので、水気が多く温かい食事を意識しましょう。
煮込み、蒸しもの、湯がいたもの、スープ、ポトフ、ローフードなど。
出やすい症状:高血圧、胆嚢、肌荒れ、乾燥肌、胃炎、急性の炎症
おすすめの食材:酢、緑黄色野菜、大豆製品、玄米などの穀類
ヒルデガルト推奨ハーブ:ラベンダー(ストレス・頭痛・めまいを穏やかに治す。不眠症や不安症に悩み人にも効果がある)、マリアアザミ(心臓の差し込むような痛みなどに)
黒胆汁質 / 憂鬱質(冷・乾)
元素:土
体液:黒胆汁
性質:繊細で一人が好き、ひたむきで忠誠心がある。熟考するが、時に神経質になりすぎてしまう。思慮深く、集中して物事に取り組む。
体型:すらっとしていて、華奢で色白。食べてもあまり太らない。
影響を受けやすいとき:秋、午後、成年期
影響を受けやすい臓器:脾臓
星座:山羊座、牡牛座、乙女座
冷えやすいので、体を温める食事を意識しましょう。
揚げものやグリル、スープ・スパイスを使ったもの、少量のワインを使ったものなど。
出やすい症状:代謝機能の不調、便秘、ガス腹、鬱っぽい気分、冷え性
おすすめの食材:栗、長芋、くるみ、レンコン、根菜類
ヒルデガルト推奨ハーブ:バラ(女性疾患・ストレス解消・皮膚トラブル・喉の痛みなどに)、メリッサ(心臓・神経系・消化器系のトラブルに。子宮を強壮にする効果もある)
粘液質(冷・湿)
元素:水
体液:粘液
性質:ゆっくりで、静か。すぐ物事が面倒臭くなってしまう一面もある。落ち着いているタイプで、こつこつ物事をやりとげる。公平、寛大でよい聞き手。
体型:ぽっちゃりしていて、柔らかい印象。ふくよかで太りやすい。
影響を受けやすいとき:冬、夕暮れ、老年期
影響を受けやすい臓器:脳、肺
星座:魚座、蟹座、蠍座
水分をあまり含まないものをとり、乳製品は控えめに。
症状のあるときや冬の季節は、生野菜はNG.
煮込み、ロースト、フライ、スパイシーなもの、苦味のあるものなど。
出やすい症状:むくみ、消化器系の問題、下痢、便秘
おすすめの食材:煮た野菜、梅干し、かぼちゃ、豆類、シナモン、しょうがなど
ヒルデガルト推奨ハーブ:ナツメグ(体を温める働きがあり、冷えに起因する胃腸の不調によい)、ペッパー(食中毒・下痢・嘔吐などに)
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは中世ドイツの女子修道院長で、医学・薬草学の研究の成果から「ドイツ薬草学の祖」と呼ばれています。
心と身体を一体のものと考え、心身ともに健康的なライフスタイルを提唱した、中世で最も重要な人物の一人です。
ヒルデガルトの自然療法とは?
ヒルデガルトの自然療法は、自らの治癒力を高めるホリスティックな療法で、修道院医学とスピリチュアルな要素が組み合わさってできたものです。
古代ギリシャ医学からの影響が見られますが、その根幹には体液病理説がヒルデガルト療法でもベースになっています。
彼女は薬草や宝石など、地球に存在する様々な物質を用いて病気の症状に対応していました。
その物質に宿る神秘的な癒しの力や性質を見て、患者の症状・体質(四体液質)にふさわしいものを処方し、心身のバランスを整えていたのです。
schizoid-personality.hatenablog.com
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